最近何かと話題の幾谷正先生について、その来歴を簡単にまとめてみました。



幾谷正先生は講談社ラノベ文庫より「神童機操DT-O」という作品で、2012年にラノベ作家としてデビューされています。

ちなみにこの作品、応募したときはもっと過激な名前だったとかw

「神童機操DT-O」は3巻をもって完結。

幾谷先生は次の作品を執筆することになります。




そして2014年に誕生したのが「アーマードール•アライブ」

表紙を見ればわかりますが、幾谷先生はメカやロボ、SF作品が主戦場なんですね。

上記作品のイラストを担当したのが、当時最盛期真っただ中の艦これでも主力をはっていたコニシ先生でした。

いわゆる絵師ガチャにおいて、SSR間違いなしのイラストレーターを引き当てた幾谷先生。

ところがここから事態は急転直下。

まず前提として、コニシ先生は「アーマードール•アライブ」では「ひよこ西」という名義で参加しています。

このへんはKADOKAWAとなんか契約上の決まりでもあったんですかね。



ま、それはおいといて、幾谷先生は編集を通してコニシ先生に「Twitterやpixivのような目につきやすい形で『アーマードール•アライブ』の宣伝をしてほしい」と依頼します。

イラストレーターさんが自分の携わったラノベを宣伝するのはよく見ますね。

ただ基本的にこれは"善意"のもとに行われています。

それでもコニシ先生はひよこ西名義のブログを更新し、作品の宣伝を行いました。

しかし幾谷先生は再度編集を通して"コニシ先生の名義での宣伝"を依頼。

なるほど、ひよこ西名義で活動していることを知らない方もいるかもしれませんからな。




ところがタイミングの悪いことに、コニシ先生はこの時艦これの金剛改二でバッシングを受け、次に控える榛名改二の作業が滞るほどに精神をやられてしまっていました(諸説あり)。

そのため"あちら"から「宣伝はできない」と断られてしまったようです。

編集はそういったリスクもこみで表紙やイラストを依頼したわけだから、と幾谷先生に説明したようですが、先生はこれに納得がいかなったようで、その後編集との関係がこじれてしまいます。

さらに幾谷先生は編集に黙ってTwitter上で非公式宣伝活動を始めます。



しかしあえなく
「アーマードール•アライブ」は打ち切りが決定。

※初動1000だったそうです

Twitterでの非公式宣伝活動がばれ、自暴自棄気味になってしまった先生は、Twitter上で
艦これ運営に圧力を受けた」という旨の一連のツイートをしてしまいます。

当然出版社がこれを許すはずもなく、またネット上でも大バッシングを受けてしまった幾谷先生は、出版ラノベの世界からたたき出されてしまいました。

コニシ先生の状況や、編集さんとのいざこざが無ければもう少しなんとかなったんでしょうかねえ……。

艦これ運営に圧力を受けたというツイートは↓に魚拓があります。




さて幾谷先生はこれで筆を折るほどやわではありません。

なんと同人作家として
「アーマードール•アライブ」の続編を出版しているのです。

自費出版では3000売るなど、かなりの成功を収めている様子。

最新刊は2019年に電子書籍で発売されています。

不屈の精神を見せる先生ですが、最近では二次創作や宇崎ちゃんの作者さんに対する過激な発言、界隈では有名なヤマカンこと山本寛氏と舌戦を繰り広げるなど話題に事欠きません。

果たして幾谷先生はこの先どうなっていくのでしょうか。









2020年2月14日

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